MENU

【カナダ永住権2020年】カルガリーの日本大使館に犯罪証明書の手続きへ。旅のアドバイスと気になるコロナ対策

 

前回の記事は下の引用から

 

winnipegcanada.hatenablog.com

 

 ということで数週間前に犯罪証明書を申請するためにカルガリーに行ってきました。弾丸で。前回の記事でもちょろっと漏らしたのですが、今回は少しでも役に立てればいいな、な情報を交えつつ、ほぼわたしの愚痴になりそうです。お付き合いください。(・∀・)

カルガリーに行くに至った理由

晴れてMPNPを通過して永住権に申請する権利を獲得した訳ですが、申請に要する書類の中には日本の犯罪証明書が必要になります。犯罪証明書は有効期限があるので早めの段階では用意ができないという厄介な物。こんな状況下では日本には帰れない…と思った矢先、「そうだカナダには日本大使館なるものがあるんだ」という考えに至りました。いや気づくの遅くないか。

とりあえず詳しく調べようということでホームページを見た所、

❝申請時は本人確認のために申請者本人が来館すること❞

 

ああ…日本の警察署のホームページでも同じ文読んだ気がするなぁ…

 

仕事もしているし感染するかもしれないリスクはなるべく避けたいので、カルガリーに直接赴くのはどうしても抵抗が…でもこの状況下だからもしかしたら臨機対応にしてくれるかもしれないという希望を5%くらい胸に秘めて電話を掛けてみることにしました。

 

結果から言うと、どんな状況だろうと申請には本人が直接来ないと無理だそうで(*^▽^*)

ということでカルガリー行きが決定いたしました。

f:id:winnipegcanada:20200812011021j:image

マニトバ州のルール変更

行かなければいけない現実は変えられないので、カルガリーでの隔離、帰ってきてからの隔離で1ヶ月は必要になるので、仕事先にも言わなければと思っていた矢先、幸運というべきか何なのか、なんとマニトバ州のルールが変更されました。

ざっくり言うとマニトバ州から西側(BCやアルバータ、一部のオンタリオ州等)の州から来る人は14日間の隔離義務がなくなるということ。(それでも自己隔離は推奨です)一応数日間は自宅で様子が見れるようにスケジュールを調整して、1日で済ませたかったのでフライトは早朝往路、深夜帰路で行ってきました。

気になる空港と飛行機内

空港、フライト時はマスク必須です。

ウィニペグーカルガリー間は思っていた以上に人はいたのですがソーシャルディスタンスのお陰でわたし側の列には誰もいませんでした。で通路挟んで反対側は一人いる状態です(小型機なので両サイド3席ずつです)

帰路は人がぐんと減ってわたしの座っていた列は私以外誰もいませんでした。

機内に入った途端CAさんからアルコールウェットティッシュをもらいます。で、飛行中のサービスは小さいボトルの水とビスケット。ちなみにフライト会社に選んだのはWestJetでした。

空港内も閑散としていて開いているお店は覚えている限りSubwayとセブンイレブンくらいしかなかったです。

旅のTip 1

これはウィニペグ在住者に教えたいこと、ていうかウェブページを見ればわかることなのですが、ウィニペグ空港にパーキングしていく際は事前にオンラインの予約をしておくと安く済みます。屋根なし、屋根あり、バレーパーキングのオプションがあり分かりやすくパーキング料金が載っています。あとCAA(カナダの自動車協会)に登録している人は割引もあります。私はCAAに登録しているので割引対象となり、弾丸で一日分のパーキング料金だったので約$17くらいで済みました。私の家からタクシーを使うと片道で$20~30くらいになってしまうので全然安いですね。空港に車を置いていきたい人はこちらでの予約になります。

旅のTip 2

カルガリー旅行や私のように弾丸で行く人は公共交通機関にアクセスする必要があるかと思います。バスと路面電車(通称:CTrain)に使える一日乗車券がCalgary Transitにはあるのですが、空港に降り立った呈で考えると、購入できるのは外のバス乗り場に設置されている券売機かカルガリー空港内にあるセブンイレブンですが、セブンイレブンで買うと$10.45で券売機の$11より少しお得です。

空港から旅を始める人はAirportという名目の一日乗車券を買ってください(結局ただのDay PassでもAirportでも値段は同じなのですが)。空港とダウンタウンを繋ぐRoute300のバスを含めたその他のバスとCTrainが利用できます。多分ただのDay Passだと空港ーダウンタウンのRoute300のバスは乗れないのかな?

f:id:winnipegcanada:20200812011034j:image

実際に使った乗車券です。詳しい日付は個人的に知られたくないので全体的にスクラッチさせていただきました。このようにカレンダーが記載されてて、例えば私は7月に行ったので7月部分をスクラッチして、あとは自分で利用したい日付をスクラッチします。乱用を防止するためのスクラッチなので削った部分は元に戻せません。間違えがないように気を付けてください。あとはバス乗車時にドライバーにスクラッチした面の乗車券を見せるだけです。

カナダあるある

 ダウンタウン内でのバスで乗車券を見せたら、このチケットはRoute300だけと言われました。全然そんなことないです。裏側に普通にRoute300を含む全てのバスのルートとCTrainと書いてあるのでもし私と同じように言われた方は堂々と裏面を見せてあげてください。これはカナダあるあると言っていいのかはちょっと躊躇いますが全ての従業員が精通している訳ではないので何でも自分できちんと調べる必要があります。

旅のTip3

知らなかったのですがCTrainには無料で乗車できる区間があるみたいです。

The CTrain travels downtown along 7 Avenue between City Hall and West/Kerby Stations. This stretch of the CTrain system is our free fare zone.  This means that you can hop on for free when traveling along 7 Avenue. Make sure you purchase your fare if you’re traveling outside of downtown.(引用元:Calgary Transit)

確かに歩行距離短縮のためにCTrainを利用した時に「ここから先は有料路線になるので有効な乗車チケットを携帯してください」みたいなアナウンスが流れてました。私が乗っていた区間は全部無料ゾーンだったみたいなので、無料外は果たしてどうやって乗車券や定期券を確認されているのか分かりませんでした。有料路線には改札口とかがあるのかなと思ってます。

カルガリー日本領事館を利用するにあたって

まず予約制なので電話必須です。予約時間は2つ必要です。

1つ目は指紋用紙を取りに行くだけの予約

2つ目は取ってきた指紋用紙を含めての申請の予約

コロナ禍なので人が直接窓口に行けるのは午後のみらしいです。午前は電話対応だけ。

指紋は警察署かエージェントでとらなければいけない(大文字で大使館でやってないんかいって言いたい)のでこれまた別で予約が必要です。

タイムスケジュールとしては

1:30PMー大使館で指紋用紙を受け取るだけ

2:30PM-エージェントで指紋をとる予約

4:00PM-大使館に戻って指紋用紙と共に申請する

 

まあとりあえずこれだけは言いたい。大使館に滞在した時間、5分もない。

わたしのカルガリーへ来た理由がこの5分のためだと思うともう涙も出ません。

気になる大使館内とコロナ対策

カルガリーの大使館には今まで行ったことがなかったので以前どうなっていたのかは分かりませんが、ドアがロックされていました。でよく見ると張り紙にコロナについての対策が書いてあって(割愛)あとよく見るとドアベルがドアにくっついていてそれを鳴らしてセキュリティーに知らせます。

あと入口付近に手荷物検査の機械が置いてあって、多分普段でも荷物検査をするんだとは思いますが、セキュリティーのおじいさん、やる気なし(笑)一度もやることはなかったです。ただ名前確認して終わり。

窓口受付も元から予約制だとは思いますが今は人を分散することも念頭に置いて、指紋用紙を取りに行った時は私以外誰もいなかったです。(って言っても滞在時間1分だったので)

指紋採取を頼んだエージェント

指紋採取は大使館ではやっていません。自分でエージェントか警察署に予約を入れる形になります。別途料金ももちろんかかります。わたしはFingerCheckPlusで予約しました。この場所は別にお勧めとかでもなくてとりあえず出てきた候補で一番安めな所にしました。すんごいこじんまりとしたオフィスで看板が掲げてある扉はロックが掛かっていて、っていうか廃墟…?みたいな雰囲気で「もしかして場所移行しました?」って電話で聞いたら「普通に開いてるよ」と言うので今目の前にいることを告げたら隣にあるHansen & Companyという看板がある扉から人が出てきました。

まぎらわしすぎん?ウェブサイトはそんな名前じゃなかったよ(;´Д`A ```

初見だと確実にたどり着けませが、人は良かったし、私以外誰もいなかったし、予約は2時半でしたが移動時間に思ったよりも掛からなくて2時くらいに着いてもすぐ手続きしてくれました。

電話予約した際に何も言われなったのですが身分証明は2つ必要でした。

何のための指紋採取なのか~等を質問される紙を記入して、あとは従業員が証人になり自分で指紋を採取するだけです。指紋の取り方を知らなくても丁寧に教えてくれるので大丈夫です。ちなみに指紋採取は電子機器ではなくインクの方でです。

*これはもしかしてなのですが、正直エージェントや警察署に行かなくても、インクがあるなら自分で採取してもいいんではないかと思う所があるんですよね…

って言うのも私は過去の滞在歴からアメリカの犯罪証明書も提出対象になるのですが、自分で指紋採取して提出したら普通に結果受け取れました。用紙にはどこのエージェントまたは警察署で採取したかを記入する欄があったのですが普通に空欄で提出して問題無しでした。申請もオンラインで、指紋用紙は郵送可でしたし日本大使館がこれらを可能にしないのはどうしてなのかと今日も答えが出ません(精一杯の愚痴)

そこまで頭が回らなったのでこれから大使館で犯罪証明書を申請する方には是非とも聞いていただきたいです。

ちなみに指紋採取に掛かったのは$36くらいです。

 

カルガリーでの人は?ソーシャルディスタンスは?

日本大使館はダウンタウンに位置しているので主にダウンタウンを中心に動いていましたが、コロナ対策しっかりしていました。お店での一方通行推奨のサインとか、エレベーター内での推奨立ち位置サインとか、とりあえずコロナに関するサインがとても目につきやすくて分かりやすかったです。

出歩いてる人は一定数いて、昼からパティオで飲んでる人も結構いましたし、天気がすごくよかったっていうのも関係してるかと。外を歩いているとコロナなんて存在していないかのようですが、建物に入った途端コロナに関するサインを見るので現実に戻る感じでした。

f:id:winnipegcanada:20200812011049j:image

f:id:winnipegcanada:20200812011103j:image

バス内部はこんな感じでコロナに関するルールの張り紙があり、席も乗客が密を避ける仕様になっていました。空港の待合席もこんな感じでしたが気にしないで座る人も有り。

犯罪証明書の申請の流れ

指紋を無事採取して大使館に戻り、やっとこさ申請に移ります。

必要なものは

  • パスポート原本
  • パスポートの顔写真ページ3部コピー
  • 犯罪証明書申請用紙(大使館で受け取ります)
  • 指紋を採取した用紙
  • 返信用封筒(*必要な人)

犯罪証明書は窓口受け取りが基本ですが郵送も可です。私のように州外に住んでいる人で郵送で受け取りたい方は返信用封筒を実費で賄い申請の際に提出します。窓口受け取りする方は持参するものはパスポートとコピー3部だけです。

無犯罪証明書は受け取りまで約2か月かかると言われました。

旅のTip4

カルガリーのあるアルバータ州は税率が5%。マニトバ州は12%なので何か買いたいものがあればアルバータで済ませるのも税率が低い分お得です。返信用封筒も現地で買いました(ただ買うの忘れてて得しただけ)

日本製品の流通も充実しているのでコロナが収まれば空港に帰る途中にあるT&T Supermarketというアジア系スーパーに寄ってご褒美に何か買って帰るのもいいかもしれません。数年前にカルガリー旅行した際に寄りましたが、久々に見るフェイスパックやスナック菓子をこれでもかというくらい買いました。

これからの永住権申請の壁

無事に犯罪証明書が届くことを今は願うばかりですが、永住権申請に問題がありそうで…。

と言うのも永住権のために書類を随分前に郵送した友人からはコロナのせいでオフィスがクローズしていて申請過程に全く進展がないとのこと。今は再開したのか詳しいことは調べていないので分からないのですが、再開したにしても今まで届いていた書類から処理していくと思うので倍以上の時間がかかりそう…てことで遅れは仕方なさそうですね。

 

つらつらと長くなりましたが、わたしのカルガリー弾丸旅行記はここにて終わりにさせていただきます。残念ながらここ一週間半前くらいからウィニペグのあるマニトバ州は感染者がぶり返してしまって第二波の兆候です。幸いなことにほとんどが市外で陽性反応が出ていますが一番栄えているウィニペグに市外から人が来ることは避けられないので今まで通り気を付けようと思います。カルガリーに住んでいる友達からも最近感染者が増えてきたと聞きました。私はまだ感染者が抑えられている時期に犯罪証明書の申請に行けたのでタイミングが良かったです。本当は出歩かないことが一番なのですが。

みなさんも気を付けて下さい。それではまた次の記事で!