MENU

【コロナウイルス】カナダのコロナ対策とウィニペグ(マニトバ州)の状況/仕事/失業

お久しぶりです。 最後の投稿から一変してちょっと真面目に。

ご存知の通りですがコロナ<COVID-19>とカナダの状況について私が理解している範囲でお伝え出来たらなと思います。

 

カナダの感染者数現在(3月22日)

カナダでも少し遅れてCOVID-19の感染拡大が広まっています。今現在(3月22日)では感染者数は1300人を超えました。ブリティッシュ・コロンビアは400人以上、オンタリオ州が300人以上と多く次にアルバータ、ケベック州は200以上の感染者が出ています。あとは20人以下の感染者が出ている州もいくつかあります。ここウィニペグでも先週1人目の感染者が出ており今現在では11人(+8人がコロナウイルス感染の疑い)になっています。ここ数日ブログを書くにあたって数字を見ていましたが昨日3月21日では全体感染者数はまだ1000人を超えたぐらいだったのですが、一日で感染者数が300人以上も増えています。

マニトバ州のコロナ感染防止対策

そしてこのコロナ感染拡大に伴ってカナダでは様々な政策がとられています。

まずは大きなニュースとして国境が封鎖されました。最初の時点ではUS国境は封鎖対象外でしたが3月20日深夜付で重要でない限りは入国することは禁止されました。国際便はバンクーバー・トロント・カルガリー・モントリオールの4つの空港だけしか受け入れていません。

州によって制限の内容も変わっていますが内容はほぼ同じような対策だとは思います。ここウィニペグがあるマニトバ州ではコロナを拡散させないためにも以下のようなことが行われています。

・デイケア・学校の休校

・国外から帰国後2週間の隔離

・プール、ジム、レクリエーション(カジノ等)公共施設の封鎖

・レストランは休業

・警察署封鎖(911対応)

・ショッピングモールの時間短縮

・本のドネーション中止

・一部のスーパーなどは営業時間を早めて感染のリスクが高い高齢者などを優先的に入店させる

・50人以上のイベント中止

・人とは2メートル以上開けるSocial Distancing推奨

この他にも緊急ではない手術はキャンセル(遅らせられない癌などの手術はキャンセル対象外)などきっと私もまだ目を通し切れていない項目があるかもしれません。Service Canada、マニトバ州に特化したければProvince of Manitobaに詳しい情報/更新も載っています。結構早いスパンで情報が更新されるので常時確認をすることをおすすめします。なお、Service Canadaには感染者数を閲覧できるページもあるので参考にどうぞ。

コロナ感染防止で失業者続出/EIとは

特にサービス業は失業者が続出しています。レストランは早い段階で自主休業をしている場所が多く、そして今回州からの公式な通知として閉めなければいけないことになりました。失業した方にはEIという失業手当がありますが金額として保険が適用された収入の55%を受領できます。14週間から最大45週間受け取ることができるみたいです。対象となる人は企業によって様々だとは思いますが、就業先が保険付き雇用か、また過去52週間(一年)で必要とされる就業時間に満たしているか等があります。聞く話によると過去一年間で600時間の就労がEIを受領するのに必要だそうですが定かではないので自分で確認することをおすすめします。

かく言う私もホテルで働くサービス業です。残念ながら沢山の従業員が解雇されました。私はもう少しでMPNPが申請できるという状態なのでマネジャーの計らいで残留になりました。私がMPNPを申請するには6か月間の就労期間が必要なのですが、この緊急事態とはいえ果たしてIRCCは特別措置を取ってくれるのか、それともまた最初から就労期間を数え直せと言われるのか、連絡をしても待ち時間が長すぎて通じず、答えが未だに分からない状態です。ただわたしはポスグラ所持で3年という期間もあるのでもし今回ダメでもまだ期間に余裕があるのであまり不安には思っていないのですがMPNP申請まであと2週間だけなのに…と思うと正直揺らぎます。近い未来にもしかしたらホテルも休業しなければいけない状態になりえるかもしれませんが明日何が変わるか分からないので、とりあえず業務をこなしている感じです。こんな状況なので従業員もお客さんも数える程度しかいないのが幸いですが、お互いSocial Distancingを気にしながら過ごしています。ただお客さんがどこから来ているのが分からないというのが正直一番怖いです。

解雇の必要のない安定した職業はできる限りリモートワークに切り替え、また大企業などは解雇されてもそこから2週間分のお給料が支払われたりしているのでこのパンデミックをきっかけに働き先を考え直す方が多いのも納得です。

ウィニペグのリアルな状況

そしてここウィニペグのリアルな状況(私個人目線)だと、1人目の感染が確認されてからは人々は狂ったように爆買いをしています。日本と同じようにトイレットペーパーから始まり様々なものが品切れ・品薄状態です。

f:id:winnipegcanada:20200323021921j:image

自分が実際に行った場所として挙げるとSuperstoreはペーパー類がないのはもちろん缶詰製品なども品薄になっていましたがそんなに雰囲気的にはいつもとあまり変わらない感じでしたがお会計前にはkeep outのテープがあり、従業員に会計台の番号を指示してもらってから動く対策になっていました。「人とは2メートルあけてください」の張り紙も。次に行ったWalmartは精肉コーナーが何もかも売り切れ。お米のコーナーも一つのブランドを残して品切れ状態。缶詰も半分以上が無くなっていました。買い物してた人たちはこの様子にすごい驚いていた印象があります。

最後にコストコに実際に買い物を行った人から聞いた話。大容量の品物が沢山買えるだけあってか買い物客の数はすさまじかったそうで、駐車場に車を停めるのも一苦労。カートを使うのにも列に並び、会計するのに2時間並んだとか。もうディズニーアトラクション並みだったそうです。感染者が確認されてからすぐのことだったので、今は収まっているかと思います。

 また、ドライブスルーでコロナに感染しているかの検査を受けられる場所がウィニペグに設けられました。BisonにあるMPIで朝9時から夕方の6時まで、他にも2カ所違う場所に開くそうです。

 

カナダの経済が一変してしまいましたが、早い段階で対策を始めてくれたので今は感染が収まるのを願うばかりです。